善悪というものは、いろいろあります。現時点で善でも、時間が経てば悪に変わってしまうケースもよくあることです。情に流されて、なかなか善悪の判断がつきにくいこともあります。どれを選択すればよいのか、何を取れば悩まずにすむのか、考えてしまいます。

さまざまな考え方や価値観のなかで、どこにポイントを置くかによって、それぞれ言い分があります。国のレベルでも、会社のレベルでも、個人のレベルでも、いさかいが起きるときに、両者に言い分がないなどということはありえません。「片方は完全な善で、もう片方は完全な悪である」などということはありません。

会社でも、組織でも、毎日、小さなトラブル、中ぐらいの事件、大きな問題などが発生します。事務的な問題でミスをすれば、それを材料に責めてくるような人あり、逆に、よい意味で叱責をくださる方もいらっしゃいます。ほんとうに、いろいろでございます。

最終的には、会社の経営者や組織のリーダーは、多くの人々を不幸にするような選択は出来ません。感情的なものや現在の価値観だけで判断するのは非常に危険な面があります。

将来を見通して、「将来において国民が存続できる行き方は何なのか」「行政書士を通して、府民の幸福につながる中身のある仕事は何なのか」という観点から判断をしなければならないと思います。

会社においても同じことが言えます。会社の伝統や創業者精神など、守るべき価値はいろいろあると思います。しかし、「危急存亡の秋」になれば、それを捨てなければいけないこともあるのです。

会社においては、創業の精神などは、一種の憲法でもあります。しかし、あえてそれを乗り越え、それを捨ててでも、やらなければいけないときもあります。そうした伝統的な価値を守りすぎて滅びる企業も数多くあることを知ってください。