おりからの公共工事の激変で、売上が3年で半分になった。

社長は、12人の従業員を集めて、熱く語った。

「ことしのボーナスを2割カットしてほしい。これは私の責任である。私が悪い。私がアグラをかいた全責任である。しんぼうしてもらいたい。必ず、3年後には元に戻す。給料もアップできないがカットはしない。3年しんぼうしてほしい。必ず、喜んでもらえるようにする。この会社にいてよかったと思えるようにする。どうか、何も言わずについてきてほしい! リストラだけはしたくない!」

社長はそう言って、みんなの前で、涙を流して頭を下げた。

環境問題に関連した建設商材を決めて、4年間、歯をくいしばった。みごと、売上が3倍になった。その間、誰ひとり辞めていく者もなかった。みごと再生した。みんなのボーナスが倍になった。

ずばり、社長の仕事は、「メシの種を引っ張ってくること」と「きちんと給料を払うこと」これに尽きる。