成功する経営者は、その才能が一流であるからではありません。歴史上、成功した数多くの経営者は、才能においては一流ではなかった方々です。才能において一流ではなかったけれども、忍耐を重ね、努力・精進を忘れなかった経営者が、次々と困難を乗り越えて、良い会社を築いてこられました。

自分の能力が十分でないこと、自分が才能に溢れていないことを、どうか悔やまないでください。それこそが、経営者として発展していくために与えられている期待であり、機会でもあります。

大事なことは、日々の実践行為として、努力を積み重ねていくことです。酒ばかり飲んでいると、会社を倒産させ、自分の体もガタガタになります。ある方が、伊藤忠商事の元会長・越後正一さんに「商売の秘訣を教えてほしい」と聞いてみたところ、「健康管理ができへんやつは経営者にあらず。それだけや」と、おっしゃたそうです。

やはり、日々、努力精進されている経営者が成功されています。アヒルの水かきではありませんが、繁栄発展されている経営者の共通点です。