私の大好きな加藤允先生から、お便りを頂戴しました。允ちゃんらしい、允ちゃんにしか出来ない、允節メッセージです。ご本人の了解のもと、アップさせていただきました。

○ メッセージ

漱石の「野分」の後半で、道也先生が、

「自己は過去と未来の連鎖」である・・・といって「講演」する。

聴衆から時々冷やかしの『野次』が飛ぶが、次第にその内容に深みが漂い、最後には、皆を見事に説き伏せていく・・・

漱石独特の「難しい問題を、通俗に崩して話す手際の見事さ」がある。

「世の中の人は言う。明治も40年になる、それでもまだ第二の沙翁(シェークスピア)が出ない・・・・西洋の芸術(理想)に圧倒させられて目がくらむ日本人はある程度において皆奴隷である。

つまり、沙翁やゲーテ、ベートーベン、ミケランジェロ、ダビンチ・・・など、あらゆる芸術に感動して理解することが出来たからとて偉いとは言えない。

まして、金をひとより稼いだからとて人間が高尚だとは言えない、金を目安にして人物の価値をきめる訳にはいかない・・・

諸君、理想は諸君の内部から湧き出さねばならぬ。諸君の学問見識が諸君の血となり肉となり遂に諸君の魂となった時に諸君の理想は出来上がるのである。付け焼刃は何もならない。・・・・・

自分独自の磨き上げた魂の産物を、世に残して、後の世の人々に感動し続ける価値ある作品を生むのが使命である・・・・」と説く。

昔の行政書士面々は、官庁など定年になり、天下り出来ない、いわば年金貰いながら、小遣い稼ぎぐらいの年輩たちの集団だった・・・

ところが時代も進み合格率が高くなるにつれ、学歴もかなり有名校が増え若い人々が多くなってきている・・・。

入会する頭のいい若い人の業務への期待も大きくなる。従って、書士会の対応も次第に変化していくことと思います。頑張って下さい。