「トランプ新大統領で、世界はこう動く」からの抜粋です。
今日は、平成28年11月12日です。

アメリカ大統領選挙の結果が判明し、ドナルド・トランプが勝利しました。
実際のところ、アメリカのマスコミも日本のマスコミも、メディアを通じて書いたり話したりして彼についていろいろ論評することのできる知識人たちの多くも、彼が勝つとは思っていませんでした。私は一貫して、「トランプが次の大統領にふさわしい。次期アメリカ大統領たるべき実力があり信頼できる」と主張してきましたが、アメリカの学者やジャーナリストは私の主張が理解できませんでした。ドナルド・トランプは、外側からは非常に分かりにくい人だからです。

彼自身は新時代の新しい武器を持っています。すなわち「口」という武器であり、過激かつ創造性を持った言葉です。極端に聞こえたり、セクハラや人種的嫌がらせなどを言う癖があると言われたりすることもありますが、実は紳士的な人だと思います、フィリピンのドゥテルテ氏のような言動を見せることもありますが、実際はそういうタイプではありません。きわめて頭のいい賢明な人で、マスメディアの反応を計算しています。

私は夏の時点で、「彼が勝つ」と見ていました。トランプ氏がメディアを意のままに踊らせていたからです。アメリカの新聞を読んだりアメリカのニュース番組を観ていると、トランプ氏はクリントン氏の2倍、露出していました。これが戦略だったと思います。実に賢く巧妙です。大統領選挙の活動資金はクリントンより少なく、選挙運動への動員人数もヒラリーより少なかったわけですが、最終的には勝利しました。

実際の得票数の差は100万票ほどでした。これは「戦略勝ち」でしょう。今年、世界中でドナルド・トランプは非常に有名になりました。彼の宣伝戦略はたいへんシステムマティックで理にかなっていました。

日本では、マスメディアが選挙結果を予想すると必ずその通りになりますが、アメリカでは、違った結果になることがあるわけです。
これは民主主義の一側面だと思います、有権者はマスメディアや知識人、ニュースキャスター、有名な学者などに引っ張られずに、自分の考えだけで選ぶことができるわけです。そういう人たちの意見を聞くことは聞きますが、判断するのは自分であり、選挙前の2、3日で考えが変わったと思われます。・・・(2)に続く。