整備管理者に就任する方は、「整備管理者選任前研修終了証明書」だけではダメで、実務経験証明書が求められる。これも貸切バス業者かロケバス業者での「点検か、整備か、整備管理かのいずれかの経験が2年以上」必要である。もっとも、該当する整備士の資格があれば、整備管理者選任前研修終了証明書は不要である。
 安全統括管理者と整備管理者を兼ねる場合は、「整備また整備管理の経験が3年以上」あればよい。実務経験として5年以上にはならない。もっとも点検だけでは、整備管理者になれても、安全統括管理者には就任できない。整備か整備管理の経験が3年以上求められる。安全統括管理者と整備管理者を兼ねる場合は、事前に「整備管理者選任前研修終了証明書」を得る必要がある。この研修は半日で終了し、その場で証明書を取得することができる。