中小企業青診断士の青木宏人先生のオンラインセミナーを聴いていましたら、青木先生は、1年で1,000冊の本を読むとおっしゃっていました。驚きです。一日に三冊読む勘定になります。なかなか真似できませんね。私も本好きですが、到底及びません。
一冊目の「儲かりまっか。建設業繁栄の応援歌」を出版させて頂いたあたりから、書くことの発想といいますか、書く材料(ネタ)を意識するようになりました。一冊目の本をバージョンアップさせていく方法もありますが、それでも材料は必要になってきます。
新人作家で一冊目は、何かの新人賞を受賞されて、芥川賞候補になったりされていますが、なかなか二作目が書けないで、模索されている方の話を聞きますが、何となく気持ちが分かるよう気がします。
こういう時に一つの方法として、本を読むことをお勧めします。本を読むことには、「知は力なり」という言葉がありますが、「発想が尽きない」というメリットもあるようです。
ジャンルや書く目的を定めて、それに関連する本を読んでいますと、ある時、前に読んだ本の箇所と、今読んでいる本の箇所がつながり、不思議ですが新たな発想が浮かんでくることがあります。私の場合は、「社長の応援歌」や「幸せの応援歌」など「応援歌シリーズ」を綴っていますが、上記のような発想がふと浮かんでくることがあります。
書くことを意識すればするほど、本の数が増えてきて、いかに読む時間を捻出するかです。私の場合は、朝早く起きて、一冊程度を読むことにしていますが、あまり長続きしたことがありません。それでも、がんばって読むようにしています。なぜならば、先ほど述べたような発想が出てくるからです。こういう経験を何度もしていますので、今以上に本を読むようになりました。
やはり、「書いているものが尽きてくる」という場合は、たいていの場合、勉強が足りないことが原因だと思うようになりました。
作家でなくても、一代で大経営者になった方というのは、読書家が多いです。数万冊ぐらい本を読んでいる方はいらっしゃいます。プロ作家顔負けの勉強をされています。冒頭に書きました青木宏人先生も同様です。だからこそ、中小企業診断士として立派に活躍されています。
昔から、本を読む方はいろいろな発想が豊かです。そうすることで、「新しい視点」を得ることができます。たくさんの本を読んでいくと、良いアイデアも生まれ、インスピレーションも含めて、わくわくしてくる瞬間を多く味わうことができます。次の作品が書くやすくなるというメリットがあります。発想や材料は、必ずしも読書だけではありませんが、多くの本を読むことは、多くの力と発想を与えてくれます。