強い会社ほど、やはり、社員は熱心に働いてしますし、長時間労働に耐えています。汗をかき、智慧を絞っています。社長も同じだと思います。

これを一言で「ブラック企業」などと言われると、急に怯むことは怯むでしょう。やる気がなくなってきますし、「世間のイメージをよくしなくてはいけない」などと考え始めるのです。

しかし、創業し、一代で大きくなった会社で、今の定義での「ブラック的な面」がなかったところなどありません。

ビル・ゲイツ氏のマイクロソフトも、はっきり言えばブラックです。マイクロソフトという会社は、最初は、本当にもう、マイクロというか、ミクロという感じで、社長自ら、ジーパンをはき、寝袋で会社に寝泊まりをしていたのです。掃除のおばさんが来たときに、彼は床でゴロゴロ寝ていたので、アルバイト学生と間違われ、「俺、社長なんだけど」と言ったことがあるそうです。

家に帰れないような状態のなかで、趣味の延長であるかのように、学生サークルのノリでやっていたようなものが、あのような大会社になっていったのです。

アップルとの競争でも、「アップルの技術を盗んでソフトをつくり、それを売った」というようなことがテレビ映画で描かれたりしていましたが、そういうことも実際にあったかもしれないので、はっきり言って、ブラックといえばブラックです。

しかし、新しい小さな会社が大きくなるまでの間には、いろいろなことをけっこうやっているものなので、それには、しかたがない面もある程度はあると思うのです。