お客さんに喜んでいただける仕事をする。心の底から感謝していただける仕事をする。お金の大小に関係なく、自分の魂に恥ない仕事を続けていく。偉そうなことを書いても、自分自身の仕事内容が、そのようにできているかと言えば疑問ですが、いつもそのようになりたいと心がけています。

我々の仲間にも、経済原理ばかり追求した仕事をする方がいます。相手の弱みに付け込んで、お金をむしり取るような仕事内容です。悪徳行政書士と言ってもいいでしょう。情けない話ですが、いつの時代にもいます。

行政書士のレベルを上げていくには、よい仕事をする先生方が増えていかなければ、国民から信頼を得ることができません。光ある先生方を増やし、闇を駆逐していかなければなりません。大阪府民に応えられる、よい仕事をされる先生方が増えれば増えるほど、行政書士の地位があがっていきます。当たり前のことですが、その当然とも言えることに時間がかかります。

業界が発展するか、しないかは、お一人お一人の先生方の仕事内容にかかっています。迂遠で、一見遠回りのようですが、一番近道の方法なのです。誠実で喜び多い仕事が、行政書士と行政書士会の発展に寄与し、全体の向上につながっています。

行政書士会は、そのスピードを上げるためにお手伝いをさせていただくにしか過ぎません。会が主ではなく、会員である先生方のお仕事にかかっています。会のお手伝いができるとか、できないとか関係なく、よいお仕事をなさってくださるだけで、充分に行政書士の発展に寄与されていると確信します。

ゆえに、もっとよいお仕事をなさっていただくために、組織として応援できること、支援できることをやっていかなければなりません。

言葉を代えて言うならば、光ある先生方を多く生み続ける行政書士会の仕事でなければならない。そこに焦点をあてた会務運営が最優先され、それが本来の組織としての仕事であります。