経営許可申請書の添付書類に「予定する運転者の乗務割表」があります。
乗務割表は、申請される都市型ハイヤーの会社により様々な勤務形態がありますので、経営者や予定される運行管理者とよく相談されて、作成なさってください。
土日に勤務される方や、高齢者の方で週3日程度の勤務、あるいは深夜勤務の方もあります。様々な勤務形態があると思いますが、経営許可申請時点では、ある程度、想定されるパターンを列挙すればよいと考えます。
近畿運輸局の申請様式の中に「月単位の乗務割表」の様式例が添付されています。
具体的には、予定される運転者の氏名、勤務形態、拘束時間、運転時間を記載していきます。
勤務形態に関しては、5種類の枠がありますので5種類程度の勤務形態を記載すれば良いのではないでしょうか。もっとも、勤務形態が6種類以上の申請会社もあると思いますので、適宜、様式を追加して記載します。例えば、勤務形態①②③④⑤と記載します。
勤務形態①の方、勤務形態②の方、勤務形態③の方、勤務形態④の方、勤務形態⑤の方に分けて、毎日の拘束時間、運転時間を記載し、それぞれの累計時間も記載していきます。月初の1日から月末の31日まで記載し、右側にそれぞれの合計時間を記載します。
予定される運転者の氏名も一人一人ずつ記載することになっていますので、どの運転者がどの勤務形態になるかは、あくまで予定で作成すればよいと考えます。
経営許可の申請後、法令試験があり合格すれば、書類審査が本格的にスタートします。書類審査が落ち着いた段階で、経営者と予定される運行管理者にヒアリングが実施されます。その時に乗務割表の質問もあるかも知れませんので、ある程度、説得力のある乗務割表を作成しておく必要があります。もっとも、ヒアリング時に質問される内容は、都市型ハイヤーを申請される理由や予定される得意先等の内容が中心のようです。