腸活とは、大腸の働きを活発にすることです。
腸内には、多くの細菌が生息しており、なんと約1,000種類の細菌があり、その数は100兆個あるらしいです。特に小腸から大腸にかけて生息しており、これらの様々な細菌がバランスをとりながら腸内環境を良い状態にしています。
その多種多様な細菌の密集している様子が「花畑([英] flora)」のようにみえることから、「腸内フローラ」と呼ばれるようになったそうです。日本語では「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう」と言います。以下、「腸内フローラ」と言います。
腸内フローラを形成している菌は、働きによって3つに分類されます。1つめは私たちの身体を守る善玉菌、2つめが増えすぎると身体に悪影響がある悪玉菌、そして3つめは状況によって善玉菌の味方をしたり悪玉菌の味方をしたりする日和見菌です
小柳津広志先生の「花粉症は1日で治る(自由国民社)」で紹介されているのは、善玉菌の「酪酸菌(らくさんきん)」です。小柳津先生は、「酪酸菌は誰でも大腸に飼っています」と表現されています。また、サブタイトルには、「アレルギーの9割、うつ、不眠も治る。酪酸菌であらゆる炎症が消える!」とあります。
また、小柳津先生は、花粉症を炎症としてとらえ、その炎症を抑えるために、食事療法と腸活(酪酸菌の増加)を推奨されています。100人の花粉症患者がいたら、すべての方の症状が軽くなるとも書かれています。
早い話。酪酸菌は、善玉菌が棲みやすい環境にして、腸内フローラを整える機能があるということですね。酪酸菌の働きを活発にするには、「フラクトオリゴ糖」を勧めておられます。
フラクトオリゴ糖が最も多く含まれていて、最も手軽に食べることができるのが、食物繊維の王様である、ゴボウです。ゴボウを食べることで、腸内細菌の働きを改善します。いわゆる腸活です。
ゴボウよりもフラクトオリゴ糖が多く含まれている「ヤーコン」や「キクイモ」のことも紹介されていますが、入手が困難であるので、ゴボウが一番手っ取り早いと。あと、ゴボウだけでなく、たまねぎ、にんにく、ネギ、アスパラガスなどの野菜にも含まれていて、これらの野菜も取ることが大事ですね。フラクトオリゴ糖を主成分にした「長沢オリゴ」も2018年より販売されています。
ところで、小柳津先生の書籍を知ったのは、2024年(令和6年)1月10日です。もっと早く知っていれば良かったとか思っていますが、私の花粉症は6年前の2018年には、完全に治っていました。「長沢オリゴ」を利用せずに花粉症を治したことになります。
私の場合は、毒素を毎日出してくれる「5本指の靴下」と「半身浴」の長期継続で、花粉症を治しました。また、野菜不足を補うために毎日欠かさず「青汁」を飲んでいます。これらの相乗効果で私は花粉症が治ったと理解していますが、酪酸菌の話とフラクトオリゴ糖が多く含まれているゴボウの話を知ったのは、力強い味方ができました。みなさまもゴボウを毎日食べて1日も早く花粉症を治してください。