「です、ます調」が敬体で、「だ、である調」が常体である。
常体で文章を綴っていくほうが、リズムがあって書きやすい。過去のことを語るときは過去形で書くのが普通だが、ケースによっては現在形で表現したほうが理解されやすく面白いときがある。
です、ます調の文章は直線的に叙述できないので、まわりくどいところが多く扱いにくい。スピード感を出すときは、全体を敬体で書き進んで、わざと一部分を常体にしたりする。
役所に提出する誓約書や理由書などは敬体で書くこと多い。設立認可の趣意書などは典型的ともいえるほど、敬体の上をいくような文章になる。仕事柄どうしても敬体を使うときが多く、いつも悩んでいる。
目的によって、相手の方によって、提出するところによって、文体もおのずから違ってくる。普通はどちらかに統一しなさい、というのが原則らしい。
ところが、私の文章は混合体である。無手勝流だ。この文章は常体で統一しているが、どこかで脱線して、整合性がとれないうちに終りにしたい。
ともあれ、統一しようと思いますが、気まま流で、お許しください。