足元や手元が不自由になった母を見ていたら親孝行をしようと真剣に考えだした。

好きなことばかりやってきた私が、思いつきそうなことは、たかが知れているが、年に2回だけ親孝行をしようと決心した。

子孫繁栄のお百度参りに連れていってあげること。お盆とお正月の2回だけ実行する。本当はもっとしたいと思っているが、実践できなければ意味がない。

優しい言葉をかけ、柔和な態度で接してみよう。これも毎日考えているが、なかなか自然にでてこない。

私を生んでくれて、ありがとう。私を育ててくれて、ありがとう。

親孝行しようと思った時に親はなし。父親には孝行できなかったが、せめて母親には、ささやかであるが親孝行の真似事がしたくなってきた。

母親が85歳の時に、そう思った。

その母親の7回忌を忘れていた。生きていたら94歳になるが、やっぱり、親孝行できなかた。