お金をたくさん持っていたら、幸せを感じるでしょう。お金が少ないよりは幸せでしょう。お金の価値判断は、人それぞれでしょうが、お金そのものは何の価値判断もしないから、お金を持っている人の気持ち、考え方に左右されます。お金をたくさん持てば「善」と考えるか、「悪」と思うか、人の捉え方で変わってくると考えます。
あるいは、社内で売上高1位になれば幸せでしょう。良いアイデアを提案して、社長から褒めてもらったら、嬉しく感じるでしょう。給料が五千円も上がったり、ボーナスが出ない時期ですが、功績が大きく特別ボーナスが出れば、喜びも膨らむでしょう。反対に、5千円のアップでも文句を言う人もいるでしょう。自分がこんなにがんばっているのに、社長も上司も誰も評価してくれなくて、不満をもらす人もいるでしょう。これらも、本人の受取り方次第で、幸せにもなれますし、不幸せにもなります。
受験勉強でも、幸せと不幸せが出てきます。一生懸命勉強して、有名大学に合格すれば「やった!」と思い喜びいっぱいに浸ります。反対に、こんなに勉強しているにも関わらず不合格になれば、一時的に落ち込み、自分自身をダメ人間にしてしまうかもしれません。けれども、「まだまだ努力が足りないのだ。来年は必ず合格してみせるぞ」と、不合格をバネにして発奮材料にされる方もいます。または、大学に行かなくても、自分の好きなことで新たな道を切り開いていく方もいるでしょう。
若い頃に好きな男性、女性がいて、心をときめかす時期もあります。若くなくても人に恋する気持ちは年齢を問わず、誰にもある感情かもしれません。めでたくゴールインして幸せな家庭を築いていく方もいるでしょう。反対に、ボーイフレンド、ガールフレンドにふられて、自暴自棄になり、心の中に暗い思いを溜めこんでしまう人もいるかもしれません。あるいは、ふられても明るさを失わず、「彼、彼女と縁がなかっただけ、また新しい人を見つければよい。きっと、私に相応しい人と出会える」と、思いを変えて、落ち込まない人もいるでしょう。
家庭においても、いつも喧嘩が絶えない夫婦。仲のよい夫婦。嫁と姑の関係。子供のことで、いつも悩んでいる母親。父親が厳し過ぎて、家出をする子供。様々な家庭があります。
お金のこと、仕事のこと、人間関係、恋愛時代、家庭問題など、すべては心の持ち方、考え方一つで、幸せにも不幸せにもなります。悪いことや嫌なことがあれば、考え方を入れ替えれば、幸せになれます。
プライドの功罪、自己顕示欲、自虐的な性格、挫折、被害妄想など、考え方を入れ替えてください。起きてしまったことは変えることはできませんが、その対応策は自由に変えることできます。よい方向に持っていけば、幸せになれます。