アメリカの心理学者ウイリアム・ジェームスは、「言葉が変われば心が変わる。心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」という名言を残しています。まさに真理です。
「言葉が変れば心が変わる」ことについて、否定語よりも肯定語を使うことをお勧めします。なぜならば、否定語よりも肯定語の方が、より多くの方を幸せにできるからです。ひいては、その方の心が変わり、行動が変わり、やがては習慣が変わり、良い人格が形成されていきます。自分自身も変わります。自信を持ってお勧めいたします。
例えば、「失敗しないように」と言うより、「こうすればうまくいくよ」とアドバイスする方が相手に与える印象は格段に違ってきます。
私は、人にアドバイスするときに、よく否定語を使っていました。逆効果でした。それよりも肯定語を使ってアドバイスをするようになってからは、相手の方の表情が明るくなって笑顔になります。また、会社経営にとって、「これは絶対にしてはいけない。あれもダメ。この方法もダメ」というような否定語は使わず、もっと具体的に「こういう方法があります。これを続けていけば、必ず会社は繁栄します」という肯定語を使うように心がけてきました。すると、得意先の社長に喜んでいただけるようになりました。
自分自身が口にしている「否定的な言葉」に気づいたら、「肯定的な言葉」に直していきましょう。私は猫背でよく妻からよく注意されることがあります。妻から「もう少し背中がまっすぐしたら、カッコ良くなるよ」と優しく言ってくれますので、私の猫背も少しずつ直ってきたようです。
家庭内でも、子育てにも、肯定語を積極的に使うことが大事ですね。明るい言葉、多くの人を幸せにする言葉を肯定的に使えば、潜在意識にも良い影響を与えます。また、明るい言葉を肯定的に使えば、自分自身にも良い影響を与えてくれます。
様々な書籍でも紹介されていますが、肯定語を使うようにすれば、人間関係もスムーズになっていきます。会社経営でも、社長の肯定語一つで従業員がやる気を起こし、会社の発展繁栄につながっているようです。
否定語が出そうになったら、ひと呼吸して、ふた呼吸して、肯定語に変えていきましょう。このように文章に書くことは簡単ですが、いつも意識して実践を積んでいけば、必ず、肯定的で積極的な言葉を発するようになります。
人間関係が変わります。会社が変わります。家庭が変わります。子供も変わります。何よりも自分自身が変わります。ウイリアム・ジェームスの名言どおりです。
言葉が変われば心が変わります。心が変われば行動が変わります。行動が変われば習慣が変わります。習慣が変われば人格が変わります。人格が変われば運命が変わります。
ぜひ、実践なさってください。