失意の時、どん底の時、貧乏の時に、人間は割りと耐えられるものです。辛抱強く生きていけます。何くそ!と思って、がんばれるものです。

個人事業を開始した、最初はナイナイづくしでも、寝食を忘れて働けるものです。苦しい時間を耐え忍ぶことは、大半の人が可能なのです。本当に辛い、大変な時期を乗り越えていかれる方は多くいます。95%の人が、ご自分の道を切り開いていかれます。すばらしいことです。

しかし、発展の時、得意の時、お金ができてきた時、絶頂の時、成功している時に、本当の人間性を出せる方は皆無です。5%しかいません。

たいていは、慢心してしまい、傲慢になってしまい、まるで自分が地球を動かしているかのようになってしまいます。多くの方の姿です。

この発展の時や得意の時にこそ、感謝の気持ちを忘れず、今の自分は、自分の実力にあらず。多くの方のお陰で、ここまできた。もっと謙虚にならなければならない。成功すればするほど、上に立てば立つほど、自分の力ではない、多く方の応援があって、発展できたのだと思える方は、非常に少ない。偉そうにしたり、人を小ばかにしたりする人の方が多いのです。

発展の時にこそ、人間の本性がでてきます。本来の人間性が表現されます。この一点にかかっています。この時こそ、謙虚になれる人が「常勝の人」なのです。

失意の時も、自分に勝てる人、発展の時にも、自分に勝てる人こそ、真の常勝の人なのです。上も下も、いつも謙虚に、淡々と信念をもって、多くの方を幸福の彼岸に渡せる人こそ、「常勝の人」と、言えるのではないでしょうか。