年末にトキワヤ産業㈱様から頂戴します、カレンダーを事務所に掲げてあります。
そのカレンダーには、月ごとに勉強になる標語が書かれています。
11月の標語は、「決意した事を実行しないと心に負担が残っていく」とあります。
カレンダーをいつも頂戴するトキワヤ産業㈱様は、私が開業当初からのお客さんで、当時の社長さんから宅建業免許申請の依頼を受けました。その時から毎年頂戴していますので40年になります。
現在は、長男さんが二代目を引き継がれ、その会社の看板とも言えるカレンダーを年末にお贈りされています。地元では、そのカレンダーが名物になっています。
ところで、最近は読書をされる方が減少していると言われますが、このようなカレンダーなら、誰でも毎日、目にする事になり、小さな読書をしている感じです。それも、人生にとって大切な標語を確認することになり、そのたびに教えてもらっているようなものです。
1ヵ月間は同じ標語ですが、小さな本を30回読むことになります。腹に落ち、習慣になるようにもっていけば最高ですね。1年に12標語です。40年になると480標語になり、もう立派な書籍となります。このような読書方法もあるのだと思いました。人生の途上で役立つ標語ですので、勉強になります。
今朝、「ベンジャミン・フランクリン自伝」を読んでいましたら、フランクリンが1732年に暦(カレンダー)を出版しました。「ふだんは本を買わない一般の人々も、暦だったら手にとってくれる。ならば、暦を通じて彼らに教訓を与えられるのではないか?」「小さな余白に、ことわざのような文章で埋めてみた。おもに『勤勉』と『倹約』を守れば、富が得られるだけでなく徳も身につくと説いたものだ」と、その後25年にわたって出版されつづけたと述べていました。
先代の社長は、フランクリンの事を知っておられたかどうか定かではありませんが、会社の名物になるぐらい、勉強になる標語が書かれたカレンダーを40年間も贈り続け来られた事は、素晴らしいことです。「継続は力なり」を超えて「継続は宝に」なりますね。
トキワヤ産業㈱様のカレンダーにも、「勤勉」の事も「倹約」の事も書かれています。
トキワヤ産業㈱様に感謝です。