解体専門なら、解体のプロになる。どんな解体もこなすことはもちろんのこと。解体時間を今の50倍に短縮できる道具や機械を発明するぐらいの専門性に徹する。解体した後の産業廃棄物も、一から百まで分別できるような業者になっていただきたい。解体が終わったら、隣近所がびっくりするぐらいの掃除をする。みんなが圧倒するような清掃を徹底し、実践する。

 工場専門の建築を目指すなら、職人さんが自由奔放に作業ができる、安全で、アイデアが次から次へ浮かぶ、工場設計と建築に命をかけていただきたい。電気コンセント一つにも心配りの配線を考える。明るく、女性にも安心できる空間であってほしい。トイレも、トイレのイメージを超えるようなレストルームでありあたい。

冬暖かい、夏涼しい、快適な工場。断熱材一つにも研究を重ねる。ゼルローズファイバーという、すばらしい断熱材がある。従業員が働きやすく、癒す空間を創造する。ノーベル賞がでるぐらいの工場を提案する。工場建築は、工場設計士のプロと機械メーカーと心ある建築業者でないと、工場主が納得しない。

そして何よりも、儲かるような間取りを考える。儲けるとは、「信じる者」と書く。従業員を信じる。得意先を信じる。仕入先を信じる。協力会社を信じる。人を信じることが、儲けることにつながる。そういう、儲けることを主眼においた、工場建築を構築していく。提案していく。工場専門の建築イメージを固める。一生かけて、工場建築のプロになる。日本一の工場建築会社を築く。世界一の工場建築会社を目指す。

 はっきりとした仕事目標を固める。内装工事でも、塗装工事でも、防水工事でも、すべて同じことである。造園工事でも、電気工事でも、はっきりとした仕事目標を固める。はっきりとした仕事目標を固めることによって、次になすべきアイデアが湧いてくる。どんどん湧いてくる。泉のように湧いてくる。

 固めたら、その方針を変えない。ふらふらしない。仕事目標を変えない。一つに絞る。信念を貫く。信念を貫きとおす。どんな逆境がきても、大きな目標を変えてはいけない。むしろ、逆境を教訓にして、バネにして、仕事目標を徹底させる。考えぬく。多くの方を幸福にする仕事目標を考える。多くの方を幸福にできるような具体策を考え、考えて、考えぬいてゆく。幸福を与える、自社にあった仕事目標を練りあげ、完成させる。お金をかけず、頭と心をつかって、ニッチトップを目指す。

 かかる日には、最高、最大、最強の業者になる。最高は謙虚さであり、最大は寛容さを拡げる。最強は感謝の一言に尽きる。そんな専門業者を目指し、仕事目標を日々点検し、潜在意識に刻印し続けてください。