バーニング・ディザイア(burning desire)という言葉があります。一般的には「強い願望」と訳されていますが、私は「燃えるような願望」と表現されているほうを好みます。

バーニング・ディザイア(燃えるような願望)に迫ってみたいと思います。

想いは実現するといいますが、実現する場合と実現しない場合があると考えますが、想いは実現すると信じている一人です。但し、想いは、その方に相応しい形で実現すると思っています。

 ナポレオン・ヒルは、「燃えるような願望」を説いています。ただ単に、「自分でこうしたいと思って、こうする」というのは、誰でもできること。全員ができることです。

 成功者に共通した特徴というのは、自分だけで収まらないわけです。自分で考えたこと、やりたいと思うことが、自分だけは収まらないんです。それが必ず周りの人に伝播し、飛び火していくものなんです。

「多くの人に影響を与えたい」「いいほうで、多くの人々の未来を拓きたい」という情熱が強ければ強いほど、その願望に対する想いが、真剣さ、真摯さというのが本物になってくるわけです。

「燃えるような願望」とは、ただ強く願うことではなく、多くの人を幸せにするような願望でないと駄目だと言っています。違う表現をすれば、自分だけの願望が実現することもあるでしょうが、自分だけの願望だけでは「燃えるような願望」にならないということでしょう。

 多くの方を幸せに導く願望こそが、「燃えるような願望」の本質だと言えます。私ごとで恐縮ですが、「儲かりまっか。建設業繁栄の応援歌」を出版した意図には、多くの方に幸せになってほしいと想う強い願いがあって、出版させていただきました。「できるだけ多くの人に、いい影響を与えたい」という気持ちがあったから、実現できたと思っております。

 その想いの強さは、やはり、その人の魂から来るものだと思います。だけど、魂から来るものでありますが、魂だって放っておけば眠っているような状態になっていますので、目覚めさせなければいけないわけです。

 その人の魂が目覚めて、奮い立って、「自分だけのものにしてはいけない。自分が学んだことを、あるいは発見したことを、世に広げてこそ本当の意味がある。役に立つ」と思います。

「燃えるような願望」とは、人を巻き込んでいって、影響力を与えるような大きさを持っているということになります。