きょうは、花粉症の話ではなく、ガンの話です。健康に対する強い想いは全く同じであり、健康は潜在意識と最も関係していますので、記事にしました。
令和4年1月21日に、ガンが発覚した得意先のA社長に宛てた手紙の内容です。
いつもお世話になり、ありがとうございます。心より感謝いたします。きょうは、潜在意識の話をしたくて手紙を書きました。
私の知合いの医師の話です。
ある病院にガン患者の方がいました。男性で70歳すぎです。本人は自分がガンであることを知っていました。年齢的にも完治しないだろうと諦めていました。
ガンにかかったとき、ガンとどう向き合うかは人それぞれですが、ガンを治したいと思う人は、普通「ガンをいかに克服するか」と考えるでしょう。しかし、潜在意識的な考え方でいけば、それはガンや「ガンと闘っている自分」をイメージしてしまい、かえって逆効果になってしまいます。
そこで彼は、その患者に次のように質問したのです。
「もし、あなたのガンが治ったら、あなたは何をしたいですか?」
その男性にとっては、それまで考えたこともない質問でした。
彼は、質問されてはじめて考えたのです。ガンが治ったら何をしようかと。
そして「孫と一緒にフランスに行き、フランス料理を食べたい、孫にパリを案内してあげたい」と切り出しました。さらに次々と、あれもやりたい、これもやりたいということが出てきたのです。夢中になって何十分も話しつづけました。
彼の意識は完全に未来に飛び、そこでガンを克服した自分を体験したのです。彼の潜在意識は「ガンが治っている自分がいまの自分だ」と錯覚します。
余命幾ばくもないといわれていたその男性のガンは、数カ月後にすっかりよくなってしまったのです。そして退院していきました。
この実話は、潜在意識のパワーを感じるとともに、いかに私たちが「思い込み」に人生を支配されているかを物語っています。
A社長「ガンが治ったら、A社長は何をしたいですか?」
真剣に考えてください。明確にイメージなさってください。
想いを未来に向けて、ガンのことを完全に忘れてください。ガンのことを意識すればするほど、良くなりません。ガンのことは、想いから「タタキ出してください」。潜在意識の正しい知識を得て、潜在意識を活用すれば、必ずA社長は健康になっています。
ここで注意していただきたいことは、「ガンを治したい」という表現やイメージはダメです。逆にガンを意識しますので「〇〇したい」という表現を避けてください。現在形や現在完了形で明確に断定してください。「私は健康です。健康になっています。健康になりました」という表現で想ってください。イメージなさってください。これが潜在意識を動かす真理です。
そして、想いを未来に向けて、楽しいことや天国的なことをイメージすることが非常に大事です。マイナス的な想いが出てきたら、すぐにタタキ出してください。会社経営を元気よく繁栄発展させている姿をイメージなさってください。
A社長は、健康になっています。A社長は健康です。
「毎日の健康、本当にありがとうございます。毎日、明るく、快活で、学びに仕事に活躍でき、心より感謝いたします。これからも一層精進します。私は健康です。私は健康です。私は健康です。ありがとうございます」と、毎日イメージなさってください。感謝の言葉を添えてください。感謝の言葉を忘れないようにしてください。
そして、毎日、毎日、毎日、想いを楽しい未来に向けてください。
会社経営に邁進されている自分の姿を明確にイメージなさってください。
(参考)
ここで簡単に潜在意識について、書いておきます。
ご存知かと思いますが、潜在意識は人生を歩む上で非常に大事な部分を占めていますので、あえて書かせていただきました。
1.潜在意識の概要
私たちの意識には「顕在意識」と「潜在意識」の二つがあります。顕在意識は「表面意識」と呼ばれ、潜在意識は「無意識」と呼ばれています。
顕在意識は、普段、意識することができる部分です。思考をしたり、物事を判断したり、何かを思い出すといった働きをしています。いわゆる五感と言われる、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるという感覚です。これらの感覚は、顕在意識によってコントロールされています。
潜在意識は、普段、意識することができない部分です。本当の気持ちや心の底から信じていることが潜んでいる場所です。本能のままに行動する時に影響を及ぼしていて、自分でコントロールをすることができない部分です。
一般的には、私たちが意識できている顕在意識の部分が3~5%、残りの95%以上が潜在意識と言われています。つまり、私たちの意識は、ほとんどは潜在意識に支配されていて、潜在意識が人生に大きな影響を与えていることが理解できます。
顕在意識が主人で、潜在意識が召使いです。潜在意識は主人(顕在意識)の言うことを何でも聞いてくれます。だから、いつも良いことばかりを思ってください。これが非常に重要なことです。
2.潜在意識は「善と悪」を区別しません
潜在意識は「善と悪」の判断ができません。良いことも悪いことも区別できませんから、良いことを思うと潜在意識に良い影響を与えます。悪いことを思えば、悪いことが潜在意識に浸透します。
例えば、いつも心の中にガンのことばかりを想ったり、考えていると、なかなかガンは完治しません。ガンのことを忘れてください。タタキ出してください。
そうではなく、「私は明るいです」「私は健康です」「私の笑顔は最高です」など、常に明るい積極的な言葉を発してください。毎日、想ってください。考えてください。
言葉に発する時や想う時は、肯定的に断定してください。「健康になりたい」とか「ガンを治したい」とか、I wantではなく、I amで断定してください。「・・・になりたい」という想い方はダメです。必ず断定してください。ここがポイントです。
「・・・なりたい」という考え方は、現時点がそうでないことを表現していますから、潜在意識によくありません。そうではなく、もう既になっていることをイメージするためにも、肯定的、断定的に言葉を使ってください。
マイナスのイメージは、自分の心の中からタタキ出してください。つまり、潜在意識を書き換えてください。潜在意識を書き換えると、日を追うごとに書き換えられていきます。本当に心の底から想ってください。イメージしてください。
現在ただ今も、健康で明るく楽しく暮らしていますが、より健康で明るく楽しいイメージを持つことが重要です。現在の自分がダメではなく、現在も良いがさらに良くなるという感覚です。このようなイメージで、自己断定してください。
3.潜在意識は否定形を理解できない
私たちは「レモンを想像しないでください」と言われても、レモンを想像して、口の中には唾液が出てきます。
潜在意識は、否定形を理解できません。「想像しないでください」と言われても、潜在意識には、言葉そのものがイメージとして伝達され記憶されてしまうからです。
アファメーションという願望を叶える肯定宣言をご存知ですか。
叶えたい夢や願望があれば、肯定形で紙に書いて宣言すると、願望が叶いやすくなるというものです。これは、潜在意識の特徴を活かしたものです。
潜在意識は否定形が理解できないので「私は会社の経営者だから、病気になれない」というのは、肯定宣言としては良くないです。「私は健康になっています」「私は健康になりました」と宣言した方が健康になります。ガンという言葉を出してはいけません。
オリンピック選手は、インタビューで「私、絶対に負けないので」とは言わないでしょう。「絶対に勝ちます」「勝ちに行きます」と肯定形で言っています。
言葉のチカラというのは、確実にあるのです。アファメーションに限らず、普段使っている言葉や頭の中で旋回している言葉も、否定形の言葉は気を付けたほうが良いです。
「私はバカではない」「私はブスではない」「ダメじゃない」「ムリじゃない」なんていうのは、けっこう言いがちな注意フレーズかと思います。
日本には謙遜の文化がまだまだ根強くありますが、幸福感を感じている人たちは、プラスの言葉を使っています。プラスの言葉を使うようになると、マイナスな言葉が不快に感じるようになります。私たちの感情は、本当は言葉次第で気分が上がったり下がったりするほど敏感で繊細なんです。
楽しい、明るい、積極的、健康、幸福、感謝、笑顔。楽しく話をしている。プラス思考、天国的な言葉を多く発してください。
4.潜在意識に一番効果がある時間帯
顕在意識と潜在意識の壁がなくなる時は、四つあります。
⑴ 飲食をしている時
⑵ 排出行為をしている時
⑶ 眠っている時
特に寝入りばなと目を覚ました直後は、潜在意識と顕在意識の壁が無くなっています。顕
在意識は眠りますが、潜在意識は主人の命を守るために絶対に眠ることはありません。
⑷ 呼吸を調整している時(腹式呼吸)
呼吸を顕在意識が意図して止めたり、深くしたり浅くしたり、ちょっと調整をするだけで、
壁はさっと無くなります。つまり、潜在意識と顕在意識の壁が最も取り払われる睡眠の時と
同じ呼吸法を意図的に行うのです。その時、主人の命令(言葉・イメージ)が召使である潜
在意識に一番届きやすくなります。
つまり、寝る前にフトン中で、「私は健康である」「私は健康である」と何回も繰り返して寝てください。また、想いを未来に向けて、健康になってバリバリ経営して姿をイメージしてください。最後に感謝の言葉を必ず添えてください。「潜在意識さま、よろしくお願いいたします。ありがとうございます」。たったこれだけです。
自分はダメとか、そんな風にならないとかの想いが出てきたら、タタキ出してください。信念を持ってイメージしてください。
イメージの鮮明さ、決意と信念の固さ、感謝の深さによって決まります。
5.本当に苦しい時、辛い時、心底悲しい時に、その状況に「感謝」することが大事
絶体絶命のピンチの時に、その状況に感謝の言葉を一回でも言えた人は、そこから運命大転換のスイッチが間違いなく入り動き始めるのです。これが宇宙の真理でありメカニズムなのです。
以上、潜在意識のことを綴ってきましたが、絶対にあきらめないで続けてください。潜在意識が動きだすのは、人によって時間差はありますが、続けることに意義があり、祈り続けることが重要なポイントです。あとは実践あるのみです。
あとは、信念を持ってイメージしてください。
イメージの鮮明さ、決意と信念の固さ、感謝の深さによって決まります