1.概 要

技術資料の公募を行い、提出された施工実績および配置予定技術者を審査して指名業者を選び出す指名競争のことです。

比較的規模が大きく、かつ、技術的難易度の高い工事を対象に実施されます。

国土交通省では、予定価格が2億円以上7億5千万円未満の工事を対象に、この公募型指名競争入札を採用しています。

 

2.公示方法

まず役所は、対象となる工事について、工事番号、工事名、工事場所、工事の概要、工期のほか、競争参加資格者の要件、類似工事の実績要件なども具体的に示して「技術資料公募」の掲示を行います。

掲示は、庁舎内の掲示場所やインターネットのホームページに公開します。役所は内容説明書を配布します。

 

3.申請方法

ネット上の掲示や内容説明書を見て、競争入札に参加を希望する業者は、役所に対して技術資料を提出します。

もちろん、経営事項審査を受け、入札参加申請をなし、有資格業者であることが前提条件です。

提出する技術資料は、施工実績と配置予定技術者に関するデーターです。

施工実績は、発注予定工事と同種または類似工事の実績、発注予定工事と近い地域での工事成績です。

予定技術者は、建設現場に配置することができる主任技術者または監理技術者の氏名、資格、実務経験などです。

 

4.決 定

役所は、提出された技術資料を審査して、入札に参加する業者を指名します。指名通知書を受け取った指名業者が入札に参加し、最低入札価格を競うことになります