1.経審(けいしん)の名称について

正式には「経営規模等評価申請」と言います。長い間、経営事項審査という名称でしたが、名称変更で経営規模等評価申請になりました。今でも、経営事項審査と呼ぶことが多く、略して経審と使っています。以下、経審で進めていきます。

 

2.特殊経審とは

特殊経審とは、事業譲渡、合併、分割、法人成が伴う経審をいいます。通常の単独法人で行う経審と違いますので、特殊経審と呼んでいます。

中小企業において、事業譲渡や分割、合併等の組織再編を必要としている会社の多くは建設業者です。金融機関からの資金調達、節税対策といった観点だけでなく、許認可、経審、入札などの建設業の特殊性が多くあり、建設業の組織再編を推し進めていくには、会計、税務、会社法の知識も必要であり、戦略的に特殊経審を進めていかなければなりません。