魅力ある人となるために必要な条件の一つに、やはり「嫉妬心」や「劣等感」の対策です。それは、私も若いころによく感じていたことです。
嫉妬心や劣等感というものは、学生時代のころから持つ人が多いのではないでしょうか。今であれば、小学校時代からすでに始まっているかもしれません。
小学校、中学校、高校では、「学業ができるかできないか」ということから始まり、「スポーツができるかできないか」「異性にもてるかもてないか」、あるいは、「周りから好かれるか嫌われるか」など、いろいろなことがあるでしょうし、それで劣等感を感じる人は大人になっても大勢いるでしょう。
それから、自分よりも恵まれていると思われる人も、当然ながらいるだろうと思います。例えば、勉強がよくできる人や英語がよく話せる人、スタイルがよい人もいるでしょう。
あるいは、親がお金持ちで、「夏休みにちょっとスイスで保養してきました」などと言うような人もいるでしょうが、こういう人には腹が立つものです。「自分は軽井沢も行ったことがないのに、スイスだと?」と思えば、四、五人で集まって、「あいつ、ちょっといじめてやろうか」と談合したくなるかもしれません。それは、いいところの家柄なのかもしれませんが、「スイスに別荘があるんだって!」などと聞くと、どうしても気持ちが収まらなくなって、多少はいじめたりしないではいられなくなったりもします。
このように、劣等感と嫉妬心というものは、わりあいに身近なところに存在するものではありますが、やはり、克服しなければなりません。
こうしたものは、学生時代だけでなく、大人になってからも続くものです。他人との比較において、劣等感や嫉妬心を感じるところは続いていきます。これを克服しなければ、残念ながら、「あのようにはなりたくない」と思われるような魅力のない人間になっていきます。
成功していく人の特徴は、この劣等感や嫉妬心をうまく昇華させ、その力を自分のプラス・エネルギーに転化していくことが上手なことです。実に上手だと思います。



































