刑務所の所長さん宛の嘆願書を作成させていただきました。現在、服役されている方の懲役年数を軽減してもらうためです。

開業25年目にして、初めての仕事です。

ある程度の情報をいただいておりましたが、どのような順序で、どこまで踏み込んで書けばよいものか、考え続けていました。

被害者の方からの嘆願書なら期待もできるのですが、今回は服役されている奥さんや会社の従業員さんからの依頼で、その代書です。ご本人の更正度が高いので、所長さんらのアドバイスで、一度出されてみたらということでした。

切々と書き始めました。すると、どうでしょう。次から次へ言葉がでてきます。一気に粗原稿ができあがりました。それを一晩寝かして、二晩寝かして、推敲を重ね、重ねました。情報不足を補い、また、推敲を重ね、重ね、やっと、完成しました。

我ながら、自信作が出来上がった感じで、自己陶酔しております。書きながら、泣いてしまいました。

 

話は変わりますが、以前に、帰化申請の「動機書」を作成させていただきました。70近いお歳で、日本語を話すことに不自由しない方でしたが、書くことが非常に苦手だったので、少しばかりお手伝いをさせていただきました。

過去の経歴があまりにも衝撃的でした。お話を聴きながら、感情移入してしまい、依頼者と一緒になって、泣いてしまいました。泣きながら作成した「動機書」を読み返してみて、また、泣いてしまいました。