心の中が劣等感や嫉妬心でいっぱいになっているときには、「自分は不幸な人間になっているのだ」ということを知ってください。

 反対に、そういう思いが薄くなっていくときには、「自分は成功の軌道に乗っていて、幸福になりつつあるのだ」ということが言えると思います。

 特に、若い人は、純粋で、繊細で、感受性が強かったりしますので、劣等感や嫉妬心をものすごく大きく感じるものです。

 劣等感や嫉妬心を敏感に感じる人のなかには、実は、優秀な人も数多くいらっしゃいます。

 そのような人は、考え方を変えることで、成功の軌道に乗ることが可能になります。

 どうか考え方を変えていただいきたいと思います。

 常に、ポジティブな生き方、すなわち、積極的で前向きで、未来志向の生き方ができる人になってください。

 難局に当たったときに、勇気を持って決断し、それを乗り越えることができる。見事にやり遂げ、突破できる。そういう姿勢で生きている人を、世の中の人々は「さわやかに生きている」と感じるのではないでしょうか。

 じとじとした暗い面を捨て、スパッと割り切って、明るく生きていかれることです。そういう生き方が、さわやかで良いと思います。

 悩んだり、愚痴を言ったり、迷ったりする要素は、いくらでもあるでしょうが、それを言っていても、しかたがありません。また、そういう人には、他の人もついてこないでしょう。

 自分の悩みに対しては、適当なところで「見切り」をつけなければいけません。

「この辺で、もう悩むのはやめておこう」

「悩んでいても借金は自然には減らない。とにかく前向きに闘っていくしかない」

 そのように、決然とした気持ちを持ち、「一歩でも二歩でも進んでいこう」と思いを固めることが大事です。

 そういう人は、見ていて、すっきりしていて、とても気持ちが良いものです。ぜひとも、そのような人になってください。

 それは、心の持ち方一つでできる事であり、それほど難しい事ではありません。心が暗くなっているのだから、明るいほうに思いを変えてください。明るい方向で生きていってください。必ず、ご自分の前途が良い方法に進み始めます。自信を持ってお勧めいたします。