オール電化にすれば、毎月の電気代が安くなる。電気しか使わないから部屋もきれいに保てる。太陽光発電にすれば、電気代がもっと安くなる。しかし、利点ばかりではない。

オール電化は、ガスが使えない。ガスの配管もできない。いつかガスも使うかも知れないから、ガスの配管だけをしておくことも、オール電化にならない。オール電化の恩典を利用するには、ガス配管もできないので、よく検討されること。

オール電化で、一番気を付けることは、最もよく電気を使う「居間」や「台所」は、電気の回路を2回線から3回線ぐらい取っておかないと、すぐにヒューズが飛んで勝手が悪い。

冬の食卓で、お好み焼や焼肉をする場合、ホットプレートで1回路を独占してしまう。その上、電気ストーブ2台、テレビ、電話付FAXなど、すべて電気なので、一発でヒューズが飛んでしまい、まことに便利が悪い。

居間には、電気ストーブ用で1回路。大きな部屋には2つ電気ストーブを付けることもある。ホットプレート用で1回路。堀こたつの暖房用に1回路。もちろん、冷暖房具(クーラー)は最初から別回路が付いているが。

オール電化の最大の注意点です。案外、本職の電気屋さんもわかっていない場合があるので、よく検討されたほうがよい。ちょっと考えれば当然のことであるが、案外盲点になってしまう。

それにしても、電気のホットプレートの焼肉は、火力が弱く、うまさが半減します。オール電化も考えもんですね。