施工業者まかせ、建築士まかせにしないこと。

第一番目は、一級建築士の先生に設計図面を作成してもらうこと。家族の要望や家に対するこだわり等をしっかりと聴いてくださる設計の先生探しから始まります。

いい建築士との出会いが大切です。間違っても、施工業者とタイアップしている設計士や工務店お抱えの先生はダメ。設計士と施工業者は全く関係のない状態がいい家を創っていきます。そこに利害関係があったら、いい家・納得のいく、予算に合った家はできません。建主(施主)の希望や予算をきちんと、邪魔くさがらずに相談にのってくださる建築士です。

施工業者は一番最後でいいのです。1年でも2年でも、設計の先生と打ち合わせを繰り返し、納得いく設計図などが出来るまでやります。確認申請を先に進めてもいいです。

これでOKというところまで、設計を煮詰めてください。家族みんなが納得のいくプランが出来上がり、ある程度、予算も把握できる段階になってきました。

そこで、第二段階は、その設計図面を活かして、施工会社を探します。施工会社はほぼ完成に近い設計図面などがあると、見積りがしやすく、予算に合ったものが提案しやすくなります。また、詳細な部分まで見積もることが出来、かなりのところまで、建築費用を見直すことが可能になり、スピードが早くなります。建てたい家の正式な図面がないと、工務店などは細かいところまでの見積りができません。

徹底的に予算を検討でき、自分たちに合った予算まで絞ることがポイント。正式な図面があるからこそ出来ます。納得がいくまで、本当に自分たちの要望に答えてくれるまで、予算を検討、調整します。柱に無駄はないか、当初の設計より、ここをこうしたら、質を下げずに建築費用が安くなる等、建築士にも解らないところがたくさんあって、そこは実際に家を建てる施工者との調整が必要です。それには、良い施工者との出会いが一番大事なことになります。本当に家のことを知っている施工者との出会いが、納得がいくか、いかないかの別れ道になります。

ゆえに、設計費用を惜しんではなりません。お金がかかっても、必ず一級建築士さんに設計してもらうこと。ハートのある設計士に! その費用は必ずあとから採算が合うようになります。施工業者とのやり取りの段階で、大きな違いが出てきます。納得のいく施工業者に出会うまで、探し求めてください。

実際に家を造ってくださるのは施工業者ですから、これも最後の最後まで、あきらめずに、心ある業者を探してください。自分たちの予算を真剣に考えてくださる業者との出会いが最大のポイントです。間違っても、営業マンと一緒になって、家のプランを進めていってはダメです。営業マンは、はっきり言って家のことは知りません。

いい図面があるからこそ、施工業者と利害関係がない建築士だからこそ、施工する方と直接に話しを進めていくからこそ、大切なマイホームが実現します。