感謝という言葉の響きも良いですが、いつも感謝をされている人は、笑顔もあり健康な方が多いように思います。
マーフィー氏の本を読んでいますと、病気が快復して健康になられた方の話が、多くの事例で紹介されています。その中に祈りの言葉があり、神への感謝、相手への感謝、自分が生かされていることへの感謝など、必ず感謝の想いが入っています。ナポレオン・ヒル氏も感謝を大切にされています。その他の多くの書籍でも、感謝の重要性を説かれています。感謝の心と健康は、相性関係があり、感謝の心は健康な体へと導いてくれます。
最近、面白い本を読んいたら、やっぱり、感謝という言葉が出てきました。
小林正観氏の「人生が全部うまくいく『ありがとう』の不思議な力(三笠書房)」という書籍です。健康の話ではなく、ある出版社の部長の話が書かれていました。これまで21冊の本を出版してきましたが、7勝7敗7引き分けで、どんなにがんばっても勝率が5割を超えないということで、その部長は小林氏に質問されました。
「これだけ苦労して本をつくっているのに、売れないのは、もっと苦労しろということですか。神様がそう言ってるのだと思いますか。もっと努力しろと言っていますか」
小林氏の答えは、「苦労が足りないと神様が言っているのではないと思います。努力が足りないと言っているのでもないと思います。足りないのは『感謝』だと思います」。
そうしたら、その部長さんは、すごい言葉で答えたそうです。「感謝という文字が辞書にあるのは知っているけれど、自分の頭の中に感謝という概念がとどまっていたことは、今までの生涯で1秒たりともなった。全部自分の力でやってきたと思っていた」。
小林氏は、馬車馬のように働いてきた部長さんに、「感謝が足りなかったのではありませんか」と言っただけでした。
やはり感謝の心は、健康になるだけでなく、人生を歩んでいく上でも、ミラクルパワーを起こす黄金の言葉です。改めて、心の底から感謝することの大切さを教えてくださいました。