1.概 要
役所の仕事がしたい。道路や橋の建設。舗装工事。学校や病院などの公共施設を建築する工事。また、それら建築物などの補修工事。
そういう建設工事をしたい場合には、それぞれの官公庁に入札参加申請することで可能になりますが、その前に、都道府県や地方整備局で「経営事項審査」を受ける必要があります。呼名が変って『経営規模等評価申請及び総合評定値請求』となりました。業界用語では、「経審(けいしん)」と言っています。
もちろん、建築工事業などの建設業許可をもっていることが大前提になります。
2.会社の通信簿(何を見るか)
大きく5つの区分で評価していき、総合評定値P点が計算されます。
① 経営規模(X1) → 完成工事高(2年か3年の年間平均でみます)
② 経営規模(X2) → 自己資本額と職員数
③ 技術力(Z) → 技術職員数(1級・2級などの資格者)
④ 経営状況分析(Y)→ 財務内容の分析値(8の指標があります)
⑤ 社会性の評価(W)→ 労働福祉の状況・工事の安全成績・営業年数など
3.そのウェイトは
① 経営規模(X1) → 25%
② 経営規模(X2) → 15%
③ 技術力(Z) → 25%
④ 経営状況分析(Y)→ 20%(分析センターへ申請)
⑤ 社会性の評価(W)→ 15%
4.総合評定値(P点)
① 5つの区分ごとに一定の計算方法があって、それぞれに評点がでます。その評点にウェイトの%を掛けた結果の合計額がP点になります。
② 計算式 → P点=X1×0.25+X2×0.15+Z×0.25+Y×0.2+W×0.15
③ 最高点が2,134点。最低点が281点。
5.P点・Y点について
① 800点以上が、5段階評価の通信簿でいうと、「4」になってきます。
② 700点は、「3」です。700点以下の会社は努力しましよう。
③ 経営状況のY点も非常に大事です。これも800点から優秀な会社になります。
④ 総合値P点が1,000点以上、分析Y点が600点以上になってくれば、そこそこの工事に参加できるようになります。
⑤ P点よりもY点のほうが重要で、Y点が500点以下の会社は、かなり借金体質の会社になり、役所も銀行も敬遠しがちになります。
⑥ ちなみにY点の最高点が1,593点。最低点が0点。
⑦ Y点が800点あれば、P点換算で160点になります。(ウェイト20%)