大阪市では、希望する工事が三種類から一種類に減りました。既に、大阪市の方針が明確に出されました。

例えば、土木、とび土工、舗装というように、三種類の実績がある会社は、これからの対策を練る必要があります。

別会社を設立する方法がありますが、大阪市は入札参加の条件に、二年間の実績を求めています。三年後に初めて申請ができますが、すぐに入札参加に加えてもらえるとは限りません。

では、どうするか。営業譲渡という方法があります。

A社が、三つの実績がある会社。B社をとび土工の別会社を設立。C社を舗装の別会社を設立。A社の実績あるとび土工をB社に営業譲渡します。同じように、A社の実績ある舗装をC社にも営業譲渡をします。

経営事項審査では、営業譲渡は過去の実績を認めてくれて、受けることができます。そうしますと、設立当初から実績がある会社として、大阪市に入札参加が可能になり、入札に加えてもらう確立が高くなるでしょう。あとは、役所営業の努力にかかっています。

もっとも、費用効果や税制面なども考えて、ちゃんとした計画のもとに進めてください。