市場調査は、きのうまでの「人の行動」を数字で知ること。
マーケティングは明日からの「人の気持ち」を言葉で知ること。
だから、市場調査は算数。マーケティングは国語。ゆえに同じ意味ではない。
マーケティングとは、「人の気持ちを知ること」。マーケティングの最終結論は「人の気持ちを知ること」に尽きる。
これからの動向をつかんで経営に活かす、販売方法を練る。市場調査で得た過去の数字も大事。しかし、その数字を基に販売戦略・戦術を立てると間違いのもと。生きた人間の気持ちを無視した営業ではダメ。売れる商品にならない。
やはり、マーケティングをしっかりと実践しないと、お客様の本音が解らない。その本音をたくさん集めて、販売や経営方法を企画する。
人の気持ちを知ることは、受け手側の発想である。送り手側ではけっしてない。送り手側は、あんがい自己満足に陥って、受け手側の気持ちを忘れている。
お金がかからないマーケティング方法を考え出す。その繁栄発展をもたらす最大の武器を、多くの会社は忘れている。