進藤義晴先生の「医者知らず『冷えとり』で完全健康人生(海竜社)」の書籍に、季節ごとの毒出しのお話があります。今は1月ですから「冬の毒出し」です。
ここ数日、いやに腰が痛くて困っていました。進藤先生のこの本を読み返していると、自分にぴったりの記事に出会いました。
「冬は腎臓の季節です。腎臓の働きが活発になって、溜まっている毒素を出して病気を治そうとします。毒素は体の中の腎臓と関わりのある部位へ、どんどん運ばれていって症状を起こします。症状があるのは毒が出ている証拠です。冬は、腰痛や腰の冷え、肩こり(特に首の後ろ)が起きやすいのですが、これも腎臓との関わりが大きいのです」。
まさに、この症状が今の私です。腰痛は大したことはないのですが、私の腎臓から毒素を出してくれている症状が、腰痛と首の後ろのこりとして現れてきているのですね。腰が痛いのは、腎臓の毒を出しているのですね。首の後ろがこるのも腎臓の毒出しをしてくれているのですね。腎臓さん、ありがとうございます。
腰が痛い、首の後ろがこるのは、腰そのもの、肩そのものが悪いのではなく、根本原因が腎臓であることがよく分かります。腰と肩が、腎臓が弱っていることを教えてくれる黄色信号みたいなものですね。私の場合は「食べ過ぎ」が原因であることが、はっきりと分かっています。毎晩、半身浴をして毒出しをしているので、腰痛は大したことはないのですが、食べ過ぎが原因だと、本当に腹に落ちました。
進藤先生は、腹八分目ではなく「腹七分目」を勧められています。そして、よく噛んで食べること。よく噛んで食べると満腹感が得られ、食べ過ぎを抑えることができると書かれています。頭で理解していても、私の場合は、よく噛まずに殆ど飲み込んでいるような食べ方です。これでは、いくら半身浴をしても効果半減ですね。これを三日ほど実践すると、腰痛や首の後ろのこりが緩和され痛みがとれてきました。
また、進藤先生は、「腎臓は寒さに弱いから、寒い季節こそ体をよく動かし、温かくするように」とも書かれています。あえて、冬に体を動かす運動の大切さを知りました。
体の温め方は、「服を多く着たり、暖房を入れるということではなく、頭寒足熱にします。つまり、上半身は薄着にして涼しくし、下半身は靴下を重ね、ズボン下をはいたりして温かくします。腰痛などの症状の出ている時は、足湯をしたり、半身浴をして毒出しをすると症状も早く消えていきます」と教えていただきました。
また、この寒い時期には、私は毎日のように咳をします。これも弱っている肺から毒を出してくれています。肺に「ありがとう」と感謝して、薬で止めることをせず、十分に足元を温めると、やがて咳も出なくなります。
改めて、進藤先生の教えを守っていない自分に気づきました。