進藤義晴先生の「医者知らず『冷えとり』で完全健康人生(海竜社)」の書籍を25年前ほどに拝読し、半身浴や5本指の靴下のことを教えていただきました。進藤先生のお陰で、私は半身浴と5本指の靴下で、アレルギー体質を改善し花粉症を治しました。おそらく、進藤先生のこの書籍に出会っていなかったら、今も花粉症で悩んでいたかも知れません。残念ながら令和5年1月に天寿を全うされて故人になられましたが、良書中の良書だと思っています。

 現時点では、本の内容については、殆ど忘れていますが、今でも覚えていることがあります。

 それは、患者さんに出来るだけ薬をつかわず、安く、早く、楽に治してあげたいと切実に思うようになられ、東洋医学と西洋医学を併用され治療されるようになりました。そうすると患者数は増えるのですが、検査、手術、注射、投薬が減るので、収益が減ってしまい、患者さんに余分な負担をかけたくないという頑固さを貫いているうちに、病院をクビになったお話。

 その後、個人で開業されるのですが、開業されてからは東洋医学一本で人間の体を全体として診ておられるうちに、万病の元は「冷え」にあることが分かってきたこと。その冷え取りの方法を患者さんに教えられ、患者さんがその方法を実践されて、患者さんが次から次へと元気になられるから、患者さんも少なくなり、医院を閉鎖されたことを、今でも覚えています。進藤先生みたいな医師もいらっしゃるのだと、びっくりしました。

 ちょうどその頃、先生の書籍は売れに売れていたのでしょう。私はこの本を何度も読み、素直に本に書かれていることを実践しました。また、知り合いの方にも差し上げたり、紹介もしました。本当になつかしい書籍の一冊です。

 この書籍に「病気は治すものではなく自然に治るもの」と題して書かれた箇所があります。簡単に紹介しますと、次のようなことです。

 病気は、治るような生活をしていれば「自然に治るもの」なのです。体には自然治癒力があり、常に正常に戻ろう、戻ろうとする力を秘めているのです。それを邪魔する要素があるために戻れないだけなのです。ですから邪魔しているものをとればよい。その邪魔ものとは「冷え」なのです。「冷え」をとり、あとは体に備わっている自然治癒力にまかせればよいのです。「冷えとり」をしっかりして内臓が正常に働くようになれば、自然に元に戻ります。

 「治そう」と思わなくても原因の「冷え」をとり除けば、自然に「治る」ということです。手術、薬、湿布、健康食品類、健康機械類などは一切必要ありませんと書かれていました。

 それには、「頭寒足熱」を毎日の生活の中に取り入れるというこです。半身浴で体内の毒を出し、5本指の靴下の重ねることで足を温めるということです。5本指の靴下も体内の毒出しを助けます。上半身は薄着で、下半身を温めることが大事で、そうすれば細胞が活性化し、自然治癒力が増して、自然に治るということです。

 私自身がその効果を体現していますので、自信をもってお勧めいたします。今でもアマゾンで販売されています。進藤先生、ありがとうございました。