「ブラック企業叩き」系統の動きは、まだもう少し出てきそうな気がします。一生懸命やっているところほど、やられやすいと思いますが、批判を上手に受け止めて、ダメージを受け流し、信念を持って会社を大きくしていかなければ駄目だと思います。
ここのところで、あまりぐらつかないでいただきたいのです。

 ブラック企業として批判を受けたら、「これは『黒字企業』という意味だな」と勝手に思って、「ええ、そのとおりです。うちはブラックです。もう黒字がずっと続いております。『黒字企業』のことを、『ブラック企業』と言うのでしょう? うちはレッド(赤字)企業ではありません。ブラックです。黒字です」と言うぐらい、開き直らなくては駄目です。

 あまりにも人がよくて、「はい。そうですね。みんな、もう、仕事ではそんなにきついことはしなくてもいいんですよ。そんなに熱心に売らなくてもいいんですよ。開発は、気が済むところまでお金を使い、ゆっくりやってください」と言う、仏様のような経営者だったらうまくいくというと、そんなことがありません。本当は「大の虫」を生かそうと思ったら、やはり、「厳しい目」を持っていないといけないのです。